2019年06月18日

FROZEN CROWN / CROWNED IN FOREST

〈2019年音源感想4枚目〉
FROZEN CROWN / CROWNED IN FOREST


イタリア産メロディック・メタル・バンドの2ndアルバムです。
まあ,前作は聞いていないので,自分にとっては今作が初体験ですが。
評判の良さは聞いていたのですが,思った以上に自分好みで大変良い。
シンフォニック系とはまた異なる女性Voが印象的です。
しっかり歌えてメタルらしい熱さも兼ね備えていい感じ。
そして,何よりも楽曲がどれも素晴らしく格好いい。
正統派のメロディック・メタルにややグロウルを交えた印象かな。
ところどころでエクストリーム・メタルな気配も漂いますが。
そんなにポップでもなく割と硬派なメタルですね。
女性Voを起用するという先入観からはやや外れている気がします。
勿論,個人的にはこちらの方が大変好み。
因みにGのタリアも女性ですが,何と弱冠18歳というのが凄い。
楽曲はいずれも粒揃いです。
個人的に好きなのは#2,#3,#7あたりかなあ。
此処まで自分好みのバンドとは思っていなかったので嬉しい誤算。
先ずは1stに立ち返って聴いてみようと思います。
Gのフェデリコ・モンデッリの作曲が本当にいいなあという印象です。
彼のもうひとつ,というか本来のバンドであるBE THE WOLFも聴こうかしらね。
しかし,来日初公演に行きたかったですねえ。
日程的に完全に無理ではあったのですけれども。

(イタリア 2019年)

タグ:FROZEN CROWN
posted by 森山樹 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | CD感想

2019年05月30日

RHAPSODY OF FIRE / THE EIGHTH MOUNTAIN

〈2019年音源感想3枚目〉
RHAPSODY OF FIRE / THE EIGHTH MOUNTAIN


イタリア産エピック・メタル・バンドの11thアルバムです。
ファビオ・リオーネもルカ・トゥリッリもいないRHAPSODYの1stというべきか。
最早アレックス・スタロポリのソロ・プロジェクトというほうが適切かも。
しかし,そんな悲観的な予想を良い意味で裏切る素敵な作品でありました。
最盛期には流石に及ばぬまでも,十分に満足出来て楽しいです。
あの濃厚な世界観は健在で,勇壮な楽曲が気分を盛り立ててくれます。
これまでの作品よりも小粒ではありますが,それ故にまとまっているとも言えます。
新Voのジャコモ・ヴォーリも悪くないどころか結構格好いい。
勿論,ファビオ・リオーネが歌っていれば,もっといいんだろうなとも思いますが。
そういう空想論を言っても仕方がありません。
現状のメンバーが出来得る中では万全を尽くした作品と言えるのではないかなあ。
陽性で明瞭なメロディック・メタルとしての魅力は十分に備えています。
ジャコモ・ヴォーリのハイトーンな声質に良く合っています。
ただ,ところどころで今までよりも安易に感じられる部分があったのも事実。
全般的に軽快な分,大仰な大作感には欠ける印象があります。
これは恐らくは好みの問題になる筈。
自分はやや寂しさがありましたが,却って聞きやすいと感じる人も多いでしょう。
新たなRHAPSODY OF FIREの門出としては決して悪くなかったように思います。
問題はこのメンバーで固定されるのかということですかねえ。
TURILLI / LIONE RHAPSODYとの対決が良くも悪くも楽しみ。
なんとなく,此方の作品を贔屓にしてしまいそうな予感もありますが。
どうなることかなあ。

(イタリア 2019年)

posted by 森山樹 at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | CD感想

2019年03月19日

絶対倶楽部 / キマイラ

〈2019年音源感想2枚目〉
絶対倶楽部 / キマイラ


国産ヘヴィ・メタル・バンドの1stアルバムです。
既に複数の音源を発表しているのでデビュー作というわけではありません。
最近多い全員が女性のメタル・バンドですが,楽曲は寧ろ勇壮そのもの。
Voである天鶴のクリーンとデスを織り交ぜた歌唱で魅せてくれます。
音楽性は今回の題名が象徴するように異形の折衷感が楽しい。
メロスピやプログレといった色々な様式の音楽が織り交ぜられます。
楽曲はいずれも粒揃いですが,キラーチューンに欠けるのは残念かなあ。
とは言え,#3や#4,#7,#10あたりはかなりお気に入り。
また,出拍子的な立ち位置の#1も十分に機能していると言えます。
ビジュアルの方向性に統一感がないのも個人的にはかっこよさを感じました。
ライヴ活動も積極的に行っており,これからの飛躍が期待できるバンドです。
機会があれば,ライヴも体験してみたいものですね。

(日本 2018年)

タグ:絶対倶楽部
posted by 森山樹 at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CD感想

2019年03月18日

WITHIN TEMPTATION / RESIST

〈2019年音源感想 1枚目〉
WITHIN TEMPTATION / RESIST


オランダ産ゴシック・メタル・バンドの7thアルバム。
5年ぶりなので結構久しぶりの新譜です。
既に出身国もジャンルもその枠を飛び越えた欧州を代表するバンドな気がします。
音楽性は前作を踏襲して,圧倒的な迫力が素晴らしい。
シャロン・デン・アデルの歌声はいささかも衰えることなく美しいです。
劇的な展開を見せる各曲の魅力もたまらないものがあります。
まあ,その作風上,割と似通った曲調ばかりというのは否めませんが。
しかし,何度聞いてもまるで聞き飽きることがないというのは素晴らしい。
改めて,現在のメタル界を牽引するバンドのひとつであることを実感します。
日本公演が実現してほしいものですね。

(オランダ 2019年)

posted by 森山樹 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CD感想

2016年02月07日

PRIMAL FEAR / RULEBREAKER

〈2016年音源感想 2枚目〉
PRIMAL FEAR / RULEBREAKER


01. AMGELS OF MERCY
02. THE END IS NEAR
03. BULLETS AND TEARS
04. RULEBREAKER
05. IN METAL WE TRUST
06. WE WALK WITHOUT FEAR
07. AT WAR WITH THE WORLD
08. THE DEVIL IN ME
09. CONSTANT HEART
10. THE SKY IS BURNING
11. RAVING MAD

 ドイツのパワー・メタル・バンドの11thアルバム。トム・ナウマンが復帰し,ドラムがランディ・ブラックからフランチェスコ・ジョヴィーノに変わっています。途中でアキレス・プリースターも加わっていたのですが,結局はアルバム制作に関わることなく脱退してしまっています。とは言え,中心となるラルフ・シーパースとマット・シナーの体制は盤石。ライヴには参加しないもののマグナス・カールソンも相変わらず作曲には多大な貢献をしている模様です。しかし,ギターが3人だけど,ライヴの際には2人になるというのも変わった編成ではあります。

 音楽性は相変わらず重厚で骨太なもの。まさにヘヴィ・メタルという音楽の或る種の教科書的な作品だと思います。既に11枚目の作品というのに全く飽きさせることなく,激しい鋼鉄の音楽を提示してくれるのが素晴らしい。劇的で洗練された感さえも漂いますが,変わらぬ根幹は些かも揺るぐことがありません。特に中盤の#3,#4,#5,#6あたりの充実ぶりが凄まじい。個人的に一番のお気に入りはやはりPRIMAL FEARがPRIMAL FEARであるが故の気概を感じさせる#3でしょうか。勿論,ヘヴィ・メタル賛歌ともいうべき#5も素晴らしいです。早くライヴで合唱したいものであります。「METAL IS FOREVER」の系譜を受け継ぐ曲と言えるでしょう。また,メタル・バラードとしての魅力を存分に味あわせてくれる#10はラルフ・シーパースの魅力が存分に発揮されています。切ない序盤からの中盤の盛り上がりがたまらなく格好いい。勇壮な中に漂う切ない歌唱が素晴らしいです。

 格好いいという一言に尽きる最高の作品でありました。自分はヘヴィ・メタルという音楽に求めるものがこの作品に詰まっています。作品を重ねても尚前作を凌駕する作品を見せてくれるのが本当に素晴らしいです。メンバーが変わったことによる負の影響を全く感じさせることなく,或いはそれさえも力に変えて邁進するPRIMAL FEARというバンドの妥協のなさに感服するほかありません。或る意味では鋼鉄神の座に登りつめたと,というのは流石に過言かもしれませんが,そう断じたくなる素晴らしい作品でありました。大満足です。

PRIMAL FEAR
ラルフ・シーパース:vocals
マット・シナー:bass/vocals
マグナス・カールソン:guitar
アレックス・バイロット:guitar
トム・ナウマン:guitar
フランチェスコ・ジョヴィーノ:drum
posted by 森山樹 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | CD感想